XMで利益を上げたら出金しなくてはなりませんよね。
数多くの出金方法が用意されているため、どれを選べば良いか悩む方もいるでしょう。
「XMでオススメの出金方法はどれ?」
「出金の際に注意することはある?」
といった声も多く耳にします。
そこで今回は、XMの出金方法やルール、注意点などを詳しく解説していきましょう。
この記事を読めば、トラブルなく、スムーズな出金を実現できるので、ぜひ参考にしてくださいね。
XMの出金に関する7つのルール
XMから出金するにあたって、事前に知っておきたいルールが7つあります。
- 原則入金手段と同じ方法で出金しなくてはならない
- 利益分は銀行送金のみ出金できる
- 出金方法の優先順位に従わなければならない
- ポジションを保有したまま出金可能
- 出金時のボーナスの扱い
- ボーナスのみの出金は不可
- 最低出金額が定められている
これらの出金ルールを把握しておかないと…
「なぜか出金できない!」
「もしかして出金拒否された!?」
と慌てることになりかねません。
それでは各ルールの詳細をみていきましょう。
出金ルール1:原則入金手段と同じ方法で出金しなくてはならない
この出金ルールは私達トレーダーにとって、少々やっかいかつ面倒なものです。
そもそもXMの入金方法は次の6つになります。
- 銀行送金
- クレジットカード/デビットカード
- STICPAY(スティックペイ)
- BXONE(ビーエックスワン)
- bitwallet(ビットウォレット)
- bitcoin(ビットコイン)※
※現在入金・出金サービス停止中
例えばクレジットカードでXMの口座へ入金した場合、入金額分をクレジットカードに出金しなくてはなりません。
STICPAYで入金した場合はSTICPAYで出金をする…といった具合です。
入金先に、入金額と同じ額を出金すれば、あとは利益分を出金するだけとなりますが、ここにもルールがあります。
出金ルール2:利益分は銀行送金で出金しなくてはならない
利益分は原則「銀行送金(国際銀行送金・電信送金)」でのみ受け付けています。
つまり、銀行送金以外の入金方法を選んだ人は「入金方法+銀行送金」の組み合わせで出金しなくてはなりません。
まとめると次のとおりです。
入金方法 | 出金先 | |
---|---|---|
入金分 | 利益分 | |
銀行送金 | 銀行送金 | 銀行送金 |
クレジットカード/デビットカード※1 | クレジットカード/デビットカード | |
JCBのクレジットカード※2 | 銀行送金 | |
STICPAY | STICPAY | |
BXONE | BXONE | |
bitwallet | 銀行送金 | |
bitcoin | 銀行送金 |
※1 VISA、Maestro(デビットカード)のみ利用可能。
MasterCard、American Express、Dinersは利用不可。
※2 JCBは返金処理に対応していないため、入金分も銀行送金で出金
出金ルール3:出金方法の優先順位に従わなければならない
XM口座への入金時に、複数の手段を使って入金した場合、以下の優先順位に従って出金をしなければなりません。
例えば、
- クレジットカードで20万円を入金
- オンラインウォレットで10万円を入金
- 利益10万円を獲得
して、合計40万円がXM口座にある状態だとします。
これをすべて出金するには、
- まずはじめに20万円をクレジットカードに出金し、
- 次にオンラインウォレットで10万円を出金
- 残りの利益分10万円を銀行送金で出金する
といった具合に出金手続きしなければなりません。
すべての資金を出金したい場合、40万円を一括で銀行送金できません。
クレジット・デビットカードで入金した場合は優先順位の例外がある
クレジットカード、デビットカードで以下のような入金方法を採った場合、カードへの返金(キャンセル)処理ができなくなるので、XMが定める出金方法の優先順位が適用されません。
- JCBブランドのクレジット・デビットカードで入金した場合
- VISAカードで入金して3ヵ月経過した場合
- 入金時に利用したカードを解約した場合
銀行入金なら出金がシンプルで分かりやすい
入金先に出金しなくてはならないルールがある以上、入金額と利益分を一緒に出金できる「銀行入金」で入金しておくのが、最もシンプルで分かりやすいですよね。
ただし銀行入金は振込手数料が108~648円かかる上に、振り込みが反映されるまで多少時間がかかります。
平日15:00までの入金手続きで当日中、それ以降&土日祝日は翌営業日の振り込みです。
FXはすぐにでも証拠金を増やしたい場面もあるので、これでは少々遅いことも…。
とはいえ、現在は利用可能なSTICPAYやBXONE・bitwalletも、bitcoinのように、いつ利用できなくなるか分かりません。
そう考えると、入金・出金の基本である銀行入金・銀行出金を選ぶのが無難かつオススメ、と結論付けられるでしょう。
出金ルールが面倒な理由は「マネーロンダリング・現金化対策」
どうしてこのような面倒な出金ルールが設けられているのか。
これはマネーロンダリングや現金化を対策するためです。
例えば不正に入手したお金を一度bitwalletに入金して、それをXM口座に入金。
すぐに銀行送金すると資金洗浄が成立してしまいますよね。
またクレジットカードの不正利用でも同様のことが起こりえます。
現金化はクレジットカードのショッピング枠を使って現金を手に入れる違法行為です。
日本でも社会問題になっており、耳にしたこともあるのではないでしょうか。
これらを対策する一番の方法が「入金先と同じ口座に出金すること」というわけです。
入金先に出金しなくてはならないのは、XMだけでなく他のFX業者も同じ。
それだけ深刻な問題だと捉え、仕方がないと割り切りましょう!
出金ルール4:XMはポジションを保有したまま出金できる
XMは海外FX業者では珍しく、ポジションを保有したまま出金ができます。
ただし出金ルールが設けられているので覚えておきましょう。
条件は出金後の証拠金維持率が150%を超えていることです。
必要証拠金とはポジションを保有するために満たさなくてはならない金額のこと。
計算しなくても、XMの公式サイトに設けられている計算ツールを使えば簡単に算出できます。
【XMTradingの証拠金計算機】
https://www.xmtrading.com/jp/forex-calculators/margin
このツールを使って、証拠金維持率150%を超えた金額なら、ポジションを保有したまま出金できます!
出金ルール5:出金時のボーナスの扱いに注意を!出金額と同じ割合が消滅する
XMの魅力といえば、たっぷり用意されているボーナスですよね。
XMのメインとなるボーナスは次の3つです。
- 口座開設ボーナス(3,000円)
- 入金ボーナス(入金額の100%または20%)
- XMP
これらのボーナスを有効活用すれば、より有利にトレードを進められます。
しかし出金時は、出金残高と同じ割合のボーナスが消失してしまうので注意してください。
仮に口座残高50,000円、うちボーナスが10,000円だった場合のボーナス消滅額の例は次のようになります。
残高に対して20%の出金額になるため、ボーナスの20%(2,000円)が消失。
ボーナス残高は8,000円。
【ケース2】25,000円出金時
残高に対して50%の出金額なので、ボーナスの50%(5,000円)が消失。
ボーナス残高は5,000円。
【ケース3】全額出金時
残高に対して100%の出金額なので、ボーナスの100%(10,000円)が消失。
ボーナス残高は0円。
理想を言えば、ボーナスクレジットが無い状態で出金すると損がありません。
しかし利益が出ている状態=ボーナスが残るケースがほとんどですよね。
そのため、できるだけボーナスが残っているうちは出金せず、十分な利益を上げられたと判断できるタイミングで出金するのがベターです。
出金ルール6:ボーナスのみの出金は不可
XMはボーナスだけの出金に対応していません。
あくまでもトレードのための証拠金として使えるクレジットなので、取引用と割り切りましょう。
出金ルール7:最低出金額は出金方法で異なる
XMは出金方法に応じて、最低出金額が設定されています。
下の表をご覧ください。
出金方法 | 最低出金額 |
---|---|
銀行送金 | 10,000円 |
クレジットカード/デビットカード | 500円 |
STICPAY(スティックペイ) | 500円 |
BXONE(ビーエックスワン) | 500円 |
bitwallet(ビットウォレット) | 500円 |
bitcoin(ビットコイン)※ | 500円 |
※現在出金停止中
上記「利益分は銀行送金で出金しなくてはならない!」で紹介したように、利益分の出金は銀行送金を利用する必要があります。
つまり、ある程度まとまった金額でなければ出金できません。
XMからの出金にかかる日数
XMから自分の銀行口座へ出金する際にかかる日数について調査しましたので説明していきます。
XMの出金処理は1営業日以内で完了する
XMで出金リクエストを申請してから1営業日以内でXM側の出金処理が完了します。
XMは用意しているすべての出金方法で、スムーズに対処してくれます。
着金までにかかる日数については、出金方法によって違うので次で確認してみましょう。
着金日数は出金方法よって1営業日から最大1ヶ月以上かかる
出金方法ごとに着金日数をまとめた表が以下になります。
出金方法 | XMの出金処理時間 | 着金までの時間 |
---|---|---|
銀行送金 | 1営業日以内 | 2~5営業日 |
クレジット/デビットカード | 1営業日以内 | 最大1ヶ月以上※ |
STICPAY | 1営業日以内 | 即時 |
BXONE | 1営業日以内 | 即時 |
bitwallet | 1営業日以内 | 即時 |
※クレジット(VISA)、デビットカードへの出金(返金処理)にはカード会社によって異なり、最大で1ヶ月以上かかるケースもあります。
【出金手数料から考える】XMでおすすめの出金方法
出金ルールが分かったところで、次はどの出金方法を選ぶとメリットが大きいのかを考えてみましょう。
まず前提として、XMから各口座への出金手数料は、XM側が負担してくれます。
そのため実際にかかる手数料は、次の2パターンです。
- 銀行の受取手数料や仲介手数料、リフティングチャージなどの手数料
- オンラインウォレットから国内口座に出金する際に発生する手数料
各出金方法にかかる手数料と反映時間をまとめると次の表のようになります。
なおbitcoinは現在XMで出金できないため、省きました。
出金方法 | 手数料の目安 | 反映時間(営業日) |
---|---|---|
銀行送金 | 2,000~4,000円 | 2~5 |
bitwallet |
個人:10ドル相当の金額(1,200円程度) 法人:出金額×0.8%~(10万円の出金で800円程度) |
即時 |
STICPAY | 出金額の1.5%+800円 | 即時 |
BXONE | 出金額の1%(最低2,000円~) | 即時 |
出金額によりますが、手数料だけ見れば、bitwalletが最も安く、次点でBXONEかほぼ同等の金額になります。
しかしこれらのオンラインウォレットは前述のとおり「入金額までしか出金できない」という条件に注意しなくてはなりません。
総合的に考えると、手数料がネックになるものの、入金額・利益額を考えずに、一緒に出金できる銀行送金が使いやすいでしょう。
XMの各出金方法の手順まとめ
ここからはXMで用意されている4種類の出金方法の、出金までの流れを紹介していきます。
- 銀行送金
- クレジットカード/デビットカード
- STICPAY
- BXONE
それではみていきましょう。
銀行送金(国際銀行送金・電信送金)の出金手順
銀行送金を使った出金は次の6ステップで行います。
- ログイン→「資金の出金」を選択
- International Wire Transferの「出金」を選択
- 受取人情報の入力
- 受取銀行情報の入力
- 出金リクエストの完了→メールが届く
- 入金の確認
3、4の情報は基本的に「英語」で記入しなくてはなりません。
住所の表記も英語となり「番地→区画→市町村→都道府県→郵便番号→国名」となります。
分かりにくい方は「JuDress(http://judress.tsukuenoue.com/)」など、住所変換サービスを利用すると便利です。
銀行情報は各銀行の公式サイトに情報が掲載されているので、そちらを参考に入力すればOKです。
【主要銀行情報】
ソニー銀行:https://moneykit.net/visitor/fx/fx17.html
新生銀行:https://faq.shinseibank.com/faq_detail.html?id=376
住信SBIネット銀行:https://www.netbk.co.jp/contents/lineup/gaika/soukin-uketori/example.html
三菱東京UFJ銀行:https://www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/soukin/hishimuke.html
三井住友:https://www.smbc.co.jp/kojin/otetsuduki/sonota/kaigai/
みずほ銀行:https://www.mizuhobank.co.jp/retail/tetsuduki/gaikoku_soukin/index.html
楽天銀行:https://www.rakuten-bank.co.jp/business/gpa/incoming/flow-02.html
出金リクエスト完了メールが届いて2~5営業日を目安に入金されるため、指定した口座にちゃんと振り込まれているかを確認しましょう。
また、出金手続きはやはりネット銀行が楽に行えて利便性が高いです。
クレジットカード/デビットカードの出金手順
クレジットカードの出金手順は次の5ステップになります。
- ログイン→「資金の出金」を選択
- Credit/Debit Cardsの「出金」を選択
- 出金額※を入力し、同意文を読んでチェックを入れる
- 出金リクエストの完了→メールが届く
- 入金の確認
※入金額と同額まで
着金までの時間はカード会社によって異なります。
早いところだと3~5営業日ほど、遅いと1ヶ月以上かかることもありますが、あまりにも時間がかかるようなら、カード会社に確認してみましょう。
STICPAYの出金手順
STICPAYの出金手順は次の5ステップです。
- ログイン→「資金の出金」を選択
- STICPAYの「出金」を選択
- STICPAY口座ID、出金額※を入力し、同意文を読んでチェックを入れる
- 出金リクエストの完了→メールが届く
- 入金の確認
※入金額と同額まで
リクエスト完了後、24時間以内に口座に反映されるので確認してください。
BXONEの出金手順
BXONEの出金手順は5ステップで完了します。
- ログイン→「資金の出金」を選択
- BXONEの「出金」を選択
- BXONE口座ID、出金額※を入力し、同意文を読んでチェックを入れる
- 出金リクエストの完了→メールが届く
- 入金の確認
※入金額と同額まで
出金リクエストが完了すると、24時間以内に振り込みが反映されます。
XMからの出金におすすめの銀行3選
1. 住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行は「外貨送金受取サービス」を提供しているため、海外送金時の受け取りをスムーズに行なえるのが特徴です。
リフティングチャージ(着金した資金を引き出す際にかかる手数料)が掛からず、海外からの受取手数料として2,500円(日本円での受け取り)がかかります。
受取る通貨 | 1回あたりの入金額が5万通貨未満 | 1回あたりの入金額が5万通貨以上 |
---|---|---|
日本円 | 2,500円 | 2,500円 |
米ドル | 25米ドル | 無料 |
ユーロ | 25ユーロ | 無料 |
英ポンド | 25英ポンド | 無料 |
豪ドル | 25豪ドル | 無料 |
NZドル | 25NZドル | 無料 |
カナダドル | 25カナダドル | 無料 |
スイスフラン | 25スイスフラン | 無料 |
また、他行宛の振込手数料とコンビニATM出金手数料がそれぞれ最大15回まで無料になるため、XMへ入金する際のメイン銀行として使うのもおすすめです。
XMから住信SBIネット銀行への出金については「XMの出金先は住信SBIネット銀行がオススメな理由と出金方法」」で詳細解説しているのでご参考下さい。
2. 楽天銀行
XMから楽天銀行口座への出金時にかかる手数料は楽天銀行側の受取手数料として「一律2,450円(個人口座)」のみかかるようになっています。(出典:海外送金・外貨送金の受取|楽天銀行)
都市銀行や地方銀行だと受取手数料および中継手数料込で5,000円ほどかかりますが、住信SBIネット銀行同様にリフティングチャージがかからないことで安く済みます。
詳しくは「XMの出金先で楽天銀行を選ぶメリット・デメリット」でも解説しているので、参考にしてみてください。
3. ソニー銀行
ソニー銀行は受取手数料は無料で、中継銀行手数料として2,500円がかかります。
このように、XMからの出金時に大手のネット銀行を使えば、トータル2,500円程度で着金できるのでかなりお得です。
「XMの入出金にソニー銀行をおすすめする理由は出金手数料を極力抑えられるから」のページでも詳しく説明しているので、ソニー銀行の口座をお持ちの方はぜひ御覧ください。
まとめ
今回はXMの出金方法の種類や出金ルール、出金までの流れなどを紹介しました。
最後にもう一度おさらいすると…
- 入金先に、入金額分を出金しなくてはならない
- 利益分は銀行送金で出金する
- bitcoinは利用停止中。他のオンラインウォレットも停止のリスクがあるため、銀行入金・銀行出金が無難でオススメ
の3点が挙げられます。
「どの出金方法を選ぼうか悩む」
「出金までの流れを知りたい!」
といった方は、ぜひこの記事を参考に、XMの出金手続きを進めてみてくださいね。