FXは取引する通貨ペアの金利差を調整するために「スワップポイント」が導入されています。
日本人トレーダーから大人気の海外FX業者TitanFXにもスワップポイントがあり、これを目的に取引する人も少なくありません。
「スワップポイントって耳にする機会が多いけれど、具体的にどういうものなのかよく分からない」
「TitanFXでスワップポイントを狙うメリットやデメリットって何?」
と気になっている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、TitanFXのスワップポイントの仕組み、スワップポイント狙いのメリット・デメリット、計算方法などを詳しく紹介していきます。
この記事を読めば、TitanFXでスワップポイントを活かした取引スタイルを狙っていけるようになるので、ぜひ参考にしてください。
スワップポイントは金利の高い通貨ペアを保有して利益を狙えるスタイル
TitanFXのスワップポイントは、通貨ペアの金利差を調整するためのものになります。
具体的には…
金利の高い通貨を売り、金利の低い通貨を買う:スワップポイントを支払う
となります。
なお日本は低金利政策を進めているため、日本円をベースに他通貨を買うと、ほとんどの通貨でスワップポイントを獲得可能です。
日本円など低金利な通貨をベースに、高金利な通貨ペアを保有し続けていれば、長期的にスワップポイントを獲得し続け、まるで銀行の預金金利のように利益を重ねることができる、という仕組みになります。
TitanFXはスキャルピングをメインのトレード手法に据えている印象が強いですが、中長期取引のスワップポイント狙いを実現できるため、様々な取引スタイルに対応できるのは嬉しい限りですね。
TitanFXのスワップポイント狙いのトレードで得られるメリット
スワップポイント狙いのメリットは、毎日コツコツと利益を重ねられる点にあります。
TitanFXのスワップポイントは毎日付与されるため、仮に1年間スワップが変わらず、
100円×365日=36,500円
毎年36,500円の利益が入ると考えれば、銀行の預金金利より効率よく資産運用できます。
「長期取引をメインのトレード手法に考えている」
「仕事があるので、毎日のように取引するのは難しい」
といった人に適した取引スタイルと言えるでしょう。
スワップポイント狙いで注意しておきたい3つのポイント
TitanFXのスワップポイント狙いトレードで注意したいのは次の3点です。
- スワップは変動する
- あくまでも為替がメイン
- 逆にスワップポイントを支払う場合もある
それでは各注意点の内容をみていきましょう。
スワップポイントは日々変動する!
スワップポイントは、各通貨の金利や為替変動などが影響して、毎日変わっていきます。
そのためエントリー時はスワップポイントが期待できる通貨ペアを選んでいても油断はできません。
ということも絶対に無いとは言い切れないので、定期的な確認が必要不可欠です。
特に新興国が政策として通貨を高金利にしているケースが多いので、ちょっとした政治的イベントでいきなり為替レート・スワップポイントが変化するケースがよくあります。
高金利通貨自体がそれなりにリスクの高いものだと認識し、こまめに確認するよう心がけましょう。
スワップポイントの確認方法は後述します。
スワップポイント狙いでも、メインはやっぱり為替
スワップポイント狙いのトレードでも、本質はFXなので、為替変動をベースにした取引が基本になります。
仮にポジションの長期保有で、大量のスワップポイントを獲得していたとしても、ポジション決済時に大きな損失が出ていて、総合的にマイナスになるようでは意味がありませんよね。
ロスカットされれば、総合的な損益はマイナスになる可能性が高いため、スワップポイント狙いの場合はTitanFXの口座に余裕のある資金を入れておくのが望ましいでしょう。
スワップポイント取引時も、通常のFXと同じように、メインは為替差益でプラスを狙いつつ、スワップポイントでもプラスを重ねていくようにエントリーするのが理想形です。
逆にスワップポイントを払うケースもあるのでしっかり確認を
低金利な日本円をベースに通貨ペアを選択すれば、スワップポイントを支払うことにはそうそうなりません。
しかし日本円より低金利の通貨を買うときは、スワップポイントの支払いが発生するケースも考えられるので注意するようにしましょう。
スワップポイント狙いのトレードスタイルなら注意が向くので大丈夫でしょうが、スキャルピングやデイトレードといった為替差益を狙ったトレードでは「うっかりスワップポイントの支払いが生じていて、総合利益が思ったほど伸びなかった…」ということにもなりかねません。
TitanFXのスワップポイントの確認はMT4から
TitanFXのスワップポイントはMT4から確認できます。
手順を見ていきましょう。
まずはMT4を起動し「気配値表示」ウィンドウから、スワップポイントを確認する通貨ペアを探しましょう。
もし気配値表示ウィンドウが無い場合は、上部メニューのアイコンをクリック(またはCtlr+M)すれば表示されます。
続いて通貨ペアを右クリックし、メニューから「仕様」を選択します。
すると取引条件が表示されます。
買いスワップ、売りスワップの数値がスワップポイントです。
スワップポイントの換算額の計算方法
スワップポイントを確認できたら、次は実際にどれくらいの利益が出るのかを確認してみましょう。
必要な数値は次の4つです。
- 契約サイズ
- 最小価格変動値
- 取引量
- スワップポイント
これらは全て先程紹介した「取引条件」から確認可能です。
最小価格変動値は「小数桁」をチェック。
3=0.001です。
今回用意した画像は買いスワップも売りスワップもマイナスという少々珍しい状況なのですが、0.1ロット(1万通貨)を買うとしましょう。
数値を次の式に当てはめます。
100,000(契約サイズ)×0.001(最小価格変動値)×0.1(取引量)×-2.19(買いスワップ)=-21.9
今回のケースで言えば、米ドル円の買いスワップは-21.9円を支払うことになります。
スワップポイントが付与されるタイミング
スワップポイントが付与されるタイミングはロールオーバー時となります。
TitanFXはGMTを取引時間に設定しているため、日本時間とは異なる点に注意して下さい。
GMTの23:59~0:01がロールオーバー時間です。
MT4で確かめるときは、気配値表示ウィンドウをチェックしましょう。
日本時間に置き換えると次のとおり。
夏時間:5:59~6:01
冬時間:6:59~7:01
サマータイムは毎年開始日時が異なります。
TitanFXからアナウンスのメールなどが届くので、そちらをチェックし忘れることがないようにしましょう。
TitanFXは水曜日に通常の3倍のスワップポイントがもらえる
TitanFXは、毎週水曜日にポジションを保有していると、スワップポイントが3倍付与されます。
どうして水曜なのかというと、実際に決済されるのが取引の2営業日目だからです。
日本時間水曜日に取引を行うと、TitanFXの取引時間であるGMTでは木曜に取引されることになります。
つまり金土日のスワップポイントが発生しているので、3倍のスワップポイントがもらえる、という仕組みです。
これはMT4の取引条件画面にも記載されています。
なおこの決済処理にかかるまでの時間や土日分のスワップポイントの扱いはFX業者によって異なります。
TitanFXの場合は水曜にまとめて3倍付与されますが、他ブローカーでは違うこともあるので、複数業者を利用する人はそれぞれ確認しておくようにしましょう。
まとめ
今回はTitanFXのスワップポイントの仕組みや確認方法などを紹介しました。
最後にもう一度ポイントをおさらいすると
- スワップポイントは通貨ペアの金利差で生じる
- ポジションの長期保有でスワップポイントによる利益を狙える
- スワップポイントはMT4で確認できる
の3つが挙げられます。
「TitanFXでスワップポイントを狙ったトレードを考えている」
「スワップポイントについてしっかり勉強したい」
といった方は、ぜひこの記事を参考にして、TitanFXでスワップポイント狙いのトレードにチャレンジしてみてくださいね。