TitanFXの魅力の1つは国内FX以上に狭いスプレッドで取引ができる点です。
FXにおけるスプレッドは取引コストに直結するため、狭ければ狭いほどコストを抑えられ、トータル収益に影響します。
「TitanFXのスプレッドってどうなっているの?」
「他業者と比べて狭い?」
と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、TitanFXのスプレッドの解説、そして他社海外FXとの比較などを紹介していきます。
この記事を読めば、TitanFXのスプレッド事情を深く理解し、本当にお得なスプレッドの業者を選べるようになるので、ぜひ参考にしてください。
FX取引におけるスプレッドとは何のこと?
スプレッドは通貨ペアごとに適用されるレートの差額のことを表します。
例えば米ドル円で…
Bid(売り):109.401円
Ask(買い):109.404円
だとしましょう。
仮に交換レートが変動しないうちに、米ドル円を買い、売ったとすると…差額で0.003円がどこかに消えることに…。
これがスプレッドで、取引にかかる手数料として扱われています。
つまりスプレッドが広いと、取引を行うたびに多額の手数料を支払わなくてはなりませんが、狭いと手数料を小さく抑えられることに。
狭いほど利益を狙いやすくなるため、多くのトレーダーがFX業者選びでスプレッドを気にしている、というわけですね。
仮に平均スプレッド0.3pipsのA社と、1.0pipsのB社で比べてみると…
A社合計pips | B社合計pips | |
---|---|---|
1回目 | 0.3 | 1 |
2回目 | 0.6 | 2 |
3回目 | 0.9 | 3 |
… | ||
8回目 | 2.4 | 8 |
9回目 | 2.7 | 9 |
10回目 | 3 | 10 |
と、10回の取引で7.0pipsものスプレッド差が生まれました。
スプレッドの単位は「1銭=1pips=0.01円」ですので、それぞれにかかったコストは…
A社:0.03円
B社:0.1円
となります。
これを全部1ロット(10万通貨)で取引した場合は…
A社:0.03×10万=3,000円
B社:0.1×10万=10,000円
のコストがかかります。
業者が違うだけで、取引コストに7,000円も違いが出てくることに!
1日に何度も取引を繰り返すトレードスタイル(スキャルピング、デイトレードなど)だとスプレッドによる取引コストが重なりやすいため、より慎重な業者選びが必要になる、というわけです。
TitanFXは業界最狭スプレッド0pips~を実現!
TitanFXは「NDD(ノー・ディーリング・デスク)方式」を採用することで、従来では考えられないレベルの狭いスプレッドを提供しています。
主要通貨ペアにおける最小スプレッドはなんと0pips…つまり条件が合えば、スプレッドを気にすることなく取引することも可能です。
これを実現するのが「ゼロポイントテクノロジー」というTitanFXの技術で、次の3つのシステムから構成されています。
全てのマーケットボリュームを1秒に数百万回規模で比較することにより、トレーダーにとって最良の取引ができる仕組み。
2.ダイナミック・リクイディティ・アグリゲーション(ZP-DLA)
世界中のマーケット・トレンドをモニターし、トレーダーに最適な取引を予想、ダイナミックな選択を行うことで、ベストなプライスでの取引を実現するシステム。
3.Zero Point約定スピード最適化機能(ZP-OEO)
トレーダーの注文を確実かつ数ミリ秒以内に執行するためのシステムで、約定スピードの向上を実現しています。
世界で最も速く、確実な約定を目指す技術です。
低スプレッドでコストを抑えられれば、その分だけ取引機会を拡大できるチャンスが増えるので、スキャルピングなど短期取引をメインにするトレーダーにとってこの上ないメリットといえるでしょう。
TitanFXは2種類の口座タイプを用意!それぞれスプレッドが異なる
TitanFXは2種類の口座タイプを用意していて、それぞれ異なる性質を持っています。
- スタンダード口座
- ブレード口座
スタンダード口座はスプレッドがやや広めに設定されていますが、取引手数料が無料なので、取引コストが分かりやすいのが特徴です。
ブレード口座は最低スプレッド0.0pipsが魅力の低スプレッドに特化した口座タイプで、スプレッドとは別に別途取引手数料(3.5ドル/ロット)が発生します。
各口座をまとめたものが次の表です。
口座タイプ | スタンダード口座(SD) | ブレード口座(Blade) |
---|---|---|
最大レバレッジ | 500倍 | 500倍 |
取引手数料 | 無料 | 3.5ドル/ロット |
最低取引単位 | 0.01ロット(1,000通貨) | 0.01ロット(1,000通貨) |
最低入金額 | 1円~ | 1円~ |
平均スプレッド | 1.3pips | 0.3pips |
EA利用 | 可能 | 可能 |
ブレード口座の平均スプレッドは0.3pipsで、取引手数料が1ロットにつき3.5ドル、往復7ドル必要になるので、平均実質スプレッドは1.0pipsくらいが目安になるかと思います。
そのため、スプレッド差で考えるとブレード口座の方が有利と考えて差し支えありません。
TitanFXは変動性スプレッドを採用していて、その時々に応じてスプレッドが狭くなったり、広くなったりします。
ブレード口座の平均スプレッドは0.3pipsくらいが目安なのですが、実際に取引してみると、体感的に0.2pipsくらいが適用されるケースが多いように感じられるものです。
ということで、取引コストを極力抑え、スキャルピングなどの短期集中型トレードをメインにする人はブレード口座を選ぶのが良いでしょう。
取引コストなどシンプルで分かりやすく、使いやすさを重視したい人はスタンダード口座を選ぶのがオススメです。
口座タイプについてもっと詳しく調査したい方は「TitanFXの口座タイプは2種類から選べる!自分に適した口座の選び方を教えます」の記事を読んでみてください。
TitanFXは複数口座を開設できるので両方の口座を持つのもアリ!
TitanFXは1アカウントにつき、最大6口座まで開設できます。
そのため、普段は裁量トレード用にMT5のブレード口座で取引して、自動売買(EA)用にMT4のスタンダード口座も開設する…といった手法を取ることも可能!
追加口座の開設方法はとても簡単です。
クライアントキャビネットにログインし「追加口座の開設」をクリックします。
追加口座の情報を入力していきます。
入力項目は次の5つです。
- プラットフォーム(MT4、MT5)
- 口座タイプ(スタンダード、ブレード)
- レバレッジ(1~500倍)
- 基本通貨(USD、JPYなど)
- TitanFX IB業者が提供する口座縛りのあるEA(自動売買)の利用の有無(詳しくは後述)
これらを選択したら「口座開設」をクリックして完了となります。
無事に口座が開設されれば、クライアントキャビネットに表示されます。
関連記事:TitanFXの口座開設方法・全手順をまとめました【画像付き4分解説】
IB業者の提供するキャッシュバックを利用すれば実質スプレッドを大きく減らせる!
追加口座開設時に「TitanFX IB業者が提供する口座縛りのあるEA(自動売買)の利用をしますか?」と尋ねられますが、知らないと何のことか分かりません。
IB業者は「イントロデューシング・ブローカー」の略で、要するに紹介ブローカーのことを表します。
紹介ブローカー経由でTitanFXの口座を開設・取引を行えば、各IBからキャッシュバックが受けられる、といった制度ですね。
要するにキャッシュバック口座を開設するか否か、という確認になります。
有名どころの「TariTali(タリタリ)」専用口座を開設すれば、次の2つのキャッシュバックが受けられます。
- スタンダード口座:4USD(0.4pips)
- ブレード口座:1.2USD(0.12pips)
※10万通貨あたり
スタンダード口座の平均スプレッドが1.3pipsなので、TariTaliのキャッシュバックを使えば、実質0.9pipsで取引できる!ということになります。
TitanFXはキャンペーンやボーナスなどを提供していませんが、こういったIB業者を通じてお得なキャッシュバック制度を利用できるようになっているため、使い方次第では他業者よりも実質スプレッドを少なく取引できるのが魅力といえるでしょう。
他海外FX業者と比較してTitanFXのスプレッドは狭い?広い?
TitanFXのスプレッドについて一通り説明し終えたところで、やはり気になるのは「他社と比べてどうなのか」という点に行き着きます。
そこで日本人から特に人気のある海外FX業者とTitanFXのスプレッドを比較した表をみてください。
業者名 | TitanFX | gemforex | XM | axiory | |
---|---|---|---|---|---|
スタンダード口座 | 平均スプレッド | 1.3 | 1.2 | 2 | 1.3 |
低スプレッド口座 | 平均スプレッド | 0.3 | 0.3 | 0.1 | 0.3 |
取引手数料(pips) | 0.7 | なし | 1 | 0.6 | |
往復実質コスト(pips) | 1 | 0.3 | 1.1 | 0.9 |
このように、スプレッドだけを見て比べると、TitanFXは決して悪くない数値に設定されていることが分かります。
しかし低スプレッド口座でも取引手数料がかからないgemforexが頭一つ抜けているのは事実です。
では次に、上記で説明したIB業者(TariTali)のキャッシュバックを利用した版のTitanFXで比較してみましょう。
業者名 | TitanFX(IB利用) | gemforex | XM | axiory | |
---|---|---|---|---|---|
スタンダード口座 | 平均スプレッド | 0.9 | 1.2 | 2 | 1.3 |
低スプレッド口座 | 平均スプレッド | 0.18 | 0.3 | 0.1 | 0.3 |
取引手数料(pips) | 0.7 | なし | 1 | 0.6 | |
往復実質コスト(pips) | 0.88 | 0.3 | 1.1 | 0.9 |
このように、圧倒的なスプレッドの狭さになり、他社よりも低コストで取引できることが分かりました。
特にスタンダード口座のスプレッドは本当に優秀な数値となっていますね。
ただしTitanFXは、他FX会社と違ってボーナスやキャンペーンなどを提供していません。
そのためスプレッドに絞って比較すると優秀でも、その他を総合的に考慮すると、お得度が減るケースも考えられます。
とはいえ、ボーナスやキャンペーンのほとんどは初回時に多く付与されるので、長期的に取引を続けていくなら、実質スプレッドが狭いTitanFXを選んだ方が、トータルのお得度が増していくでしょう。
FXに慣れている玄人トレーダー向けのFX業者と言えなくもありませんね。
まとめ
今回はTitanFXのスプレッドの内容や他業者との比較などを紹介しました。
最後にもう一度内容をおさらいすると
- 最低0.0pipsのスプレッドで取引できる
- スタンダード口座1.2pips、ブレード口座0.3pipsが平均スプレッド
- IB業者のキャッシュバックを利用すれば、他社よりも実質スプレッドを抑えられる
の3点が挙げられます。
「TitanFXのスプレッドって本当に狭いの?」
「スキャルピングメインで考えているのだけれど、TitanFXってどう?」
といった方は、ぜひこの記事を参考にして、業界最狭水準のスプレッドを誇るTitanFXで取引してみてはいかがでしょうか。