FXでトレードをするにあたって、コストと直結するのが「スプレッド」です。
海外FX業者を選ぶ国内トレーダーが増えている昨今、スプレッドを重視した業者選びを心がけている方も増えてきています。
中でも注目度の高い業者が「GEMFOREX」です。
「GEMFOREXのスプレッドってどの程度の水準なの?」
「スプレッド基準で見て候補に入るかな?」
とGEMFOREXのスプレッドが気になっている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、GEMFOREXのスプレッドの概要、他社との比較などを詳しく解説していきます。
この記事を読めば、GEMFOREXのスプレッドが他と比べてどれくらい優秀なのか、選択肢に入るのか、などが分かるのでぜひ参考にしてくださいね。
GEMFOREXのスプレッドには2種類の口座がある!どっちを選ぶ?
GEMFOREXには次の2種類の口座が用意されており、それぞれ設定されるスプレッドが異なります。
- オールインワン口座:スタンダードタイプ
- ノースプレッド口座:スプレッドが狭く設定されているタイプ
まずは各口座の内容、特徴をみていきましょう。
口座タイプの違いをチェック!それぞれの強みを知る!
まずはオールインワン口座とノースプレッド口座の違いについてみていきましょう。
口座ごとのスペックを表にまとめたものが次になります。
口座タイプ | オールインワン | ノースプレッド |
---|---|---|
ロット数 | 0.01~ | |
初期預託金 | 100円($1)~ | 30万円($3,000)~ |
レバレッジ | 1,000倍 | |
米ドル/円のスプレッド | 原則固定1.2pips | 0.0pips~(平均0.3pips) |
制限 | 特になし | ボーナス受け取り不可。自動売買(EA、ミラートレード)の利用不可。インディケータは可。 |
着目したい違いは次の3点です。
- 初期預託金
- スプレッド
- 利用制限
次は上記3点について説明していきます。
ノースプレッド口座は初期預託金が高い!手軽に始めるならオールインワン口座で!
オールインワン口座は100円($1)の初期預託金となっているので、予算が少なくても気軽にGEMFOREXを始められるのが強みです。
一方で、ノースプレッド口座は30万円($3,000)の入金がなければ取引を始めることができません。
まとまった資金がある人は気にしなくても良いですが「まずは少額から始めたい…」という方はオールインワン口座を選択することになるでしょう。
関連記事:GEMFOREXのノースプレッド口座を選ぶメリット・デメリットは?スキャルピングメイントレーダー向け口座の実力はいかに!
スプレッドはノースプレッド口座が圧倒的に有利!コスト面で大きくリード!
名前のとおり、ノースプレッド口座はオールインワン口座と比較して、かなり狭いスプレッドが設定されているのが特徴です。
主要な通貨ペア10種類のスプレッドを比較すると、次の表のようになります。
通貨ペア | オールインワン | ノースプレッド(平均) |
---|---|---|
ドル/円 | 1.2 | 0.3 |
ユーロ/ドル | 1.2 | 0.3 |
ポンド/ドル | 3.2 | 3.1 |
ドル/スイスフラン | 1.9 | 0.3 |
豪ドル/ドル | 2.1 | 1.3 |
ドル/カナダドル | 2 | 0.8 |
ニュージランドドル/ドル | 1.8 | 1.1 |
ユーロ/円 | 1.4 | 0.5 |
ユーロ/スイスフラン | 2 | 0.7 |
ユーロ/ポンド | 1.5 | 0.3 |
こうやって比較してみると、ノースプレッド口座を選ばない理由が無いレベルで平均値が狭いことが分かります。
しかもGEMFOREXは、スプレッド以外の手数料は不要。
つまりトレードに必要なコストは、シンプルにスプレッドだけを見ればOKです。
スキャルピングなど短期トレードをメインに取引する人にとって、スプレッドが狭いノースプレッド口座を選ばない手はありませんよね。
スタンダードとノースプレッドでどれくらいのコスト差が生まれる?
円絡み(米ドル/円やユーロ/円など)の場合…
1pips=0.01円=1銭
となります。
これを踏まえてGEMFOREXの米ドル/円のコストを計算してみましょう。
口座タイプ | オールインワン | ノースプレッド |
---|---|---|
スプレッド | 1.2 | 0.3 |
コスト | 1.2銭 | 0.3銭 |
1ロット時(10万通貨) | 1,200円 | 300円 |
最小ロット時(0.01ロット:1,000通貨) | 12円 | 3円 |
このように、米ドル/円を1ロット(10万通貨)取引すると、900円もの差額が生まれる結果となりました。
GEMFOREXは最大1,000倍のレバレッジをかけることができ、当然レバレッジを増やすほどスプレッドの影響も大きく膨らむことに。
トータルで考慮すると、頻繁に取引を繰り返すスタイルほどノースプレッド口座の恩恵を強く受けられる、という結論になります。
一方で、ノースプレッド口座ならではのデメリットが存在するのも事実。
次はノースプレッド口座の注意点をみていきましょう。
ノースプレッド口座は複数の利用制限が設けられているので注意!
オールインワン口座では使えるのに、ノースプレッド口座では使えない…そんな利用制限が2つあります。
- 自動売買(EA、ミラトレ)が使えない
- ボーナスの受け取りができない
それぞれ詳しい内容を見てみましょう。
自動売買ができない裁量トレード限定口座
自動売買とは、EA(エキスパートアドバイザー)やミラトレ(ミラートレード)といった自動売買システムを使って、放置していても自動的にトレードできるサービスのことです。
・GemTrade(ゲムトレード)はFXの自動売買(EA)を無料で使える!使い方やおすすめEA&評判を解説
・GEMFOREXのミラートレードサービスは無料で使い放題!PCやVPS不要で誰でもOK!
ノースプレッド口座はこれらのサービスが利用できないため、裁量トレードに限定されることになります。
ただしインディケータは利用可能となっているため、移動平均線などのチャート分析については問題ありません。
もし自動売買を活用したいと考えているなら、オールインワン口座を選択する必要があります。
ボーナスの受け取りができない!キャンペーン度外視の活用に
次に注意したいのが、ボーナスの受け取りができない点です。
GEMFOREXには次の2種類のボーナスキャンペーンが用意されています。
- 新規口座開設ボーナス
- 100%入金ボーナス
特に入金ボーナスは、期間限定で200%入金ボーナスになることもあり、かなり強力。
これを受け取れないのは、なかなかキツく感じられます。
とはいえこれらのキャンペーンボーナスは決済時に消滅してしまうので、頻繁に短期トレードをメインとする人にとっては、さほど気にしなくても良いでしょう。
・超太っ腹なGEMFOREXのキャンペーン情報まとめ。ボーナスを使って一発狙いのトレードで稼ぐ方法も伝授
・GEMFOREXのボーナスはいつ開催される?豪華な入金ボーナスの中身をやさしく解説
GEMFOREXと人気海外FX業者のスプレッドを比較!どの業者を選べば良い?
GEMFOREXのスプレッドについて理解が深まったところで、次は他業者と比較していきましょう。
今回は日本人トレーダーから絶大な支持を受けている、人気の海外FX業者4社を比べていきます。
- GEMFOREX
- XM
- TitanFX
- axiory
米ドル/円の各社のスプレッドを一覧にまとめると次の表のとおりです。
GEMFOREX | XM | TitanFX | axiory | |
---|---|---|---|---|
スタンダード口座(pips) | 1.2 | 2 | 1.33 | 1.3 |
低スプレッド口座(pips) | 0.3 | 0.1 | 0.33 | 0.3 |
低スプレッド口座取引手数料(pips) | なし | 1 | 0.7 | 0.6 |
低スプレッド口座実質スプレッド | 0.3 | 1.1 | 1.03 | 0.9 |
このように一覧にしてみると、スプレッド自体に大きな違いはありませんが、別途かかってくる手数料で大きな違いが出てきています。
比較すれば、GEMFOREXのスプレッドがいかに狭いかがよく分かりますね。
ただし今回比較したのは米ドル/円のメジャー通貨。
その他の通貨ペアでの取引を検討している方は、該当ペアをしっかりと比較した上で業者を選ぶようにしましょう。
スプレッド以外の要素は他社に軍配が上がる部分も多い!
上では単純にスプレッドだけで比較しましたが、他にも比較すべきポイントがいくつかあります。
チェックポイントは次の5つです。
- 自動売買
- 対応通貨ペア
- 対応プラットフォーム
- ボーナス受け取り
- 初回最低入金額
これらをまとめると表のようになります。
GEMFOREX | XM | TitanFX | axiory | |
---|---|---|---|---|
自動売買 | × | ○ | ○ | ○ |
対応通貨ペア(種類) | 33 | 57 | 61 | 63 |
対応プラットフォーム | MT4 | MT4、MT5 | MT4、MT5、cTrader | MT4、MT5、cTrader |
ボーナス受け取り | × | 新規口座開設3,000円 | × | × |
初回最低入金額 | 30万円 | 10,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
スプレッド以外の部分は全体的に他社よりも一歩遅れを取っている印象を受ける内容です。
スプレッドの狭さを優先するか、自動売買などの使い勝手を優先するか…これが業者選びの基準になりますね。
まとめ
今回はGEMFOREXのスプレッドや口座タイプ、他社との比較などを紹介しました。
ポイントをおさらいしましょう。
- スタンダード口座原則固定1.2pips、ノースプレッド口座最低0.0pips、平均0.3pipsの業界最狭水準スプレッド!
- 他業者にはない、ノースプレッド口座でも取引手数料なし!
- 他社と比較しても圧倒的なスプレッドの狭さを実現!
の3つが挙げられます。
「スキャルピングメインなので、とにかくスプレッドの狭さにこだわりたい!」
「自動売買は考えていない。
裁量トレードのみで取引したい!」
スキャルピング狙いならスプレッドの狭さが利益に直結するポイントになるので、該当する方はGEMFOREXを検討してみてくださいね。