TradingViewは無料で使えます。
また一方で有料プランが3種類用意されていて、一体どれを選んだら良いのか悩んだことはありませんか?
「そもそも無料プランと有料プランの違いって何?」
「どのプランがどんな機能を備えているの?」
と気になる方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、TradingViewの有料プランの違い、費用、メリットなどを詳しく解説していきます。
この記事を読めば、あなたが選ぶべきプランが分かるので、TradingViewを最大限に活用したい方はぜひ参考にしてくださいね。
TradingViewは1つの無料プラン、3つの有料プランを提供している!
TradingViewは次の4つのプランを提供しています。
- 無料プラン
- プロ
- プロ+
- プレミアム
まずは気になる各プランの値段をチェックしましょう。
プラン | ベーシック(無料) | プロ | プロ+ | プレミアム |
---|---|---|---|---|
月次 | 0ドル/月 | 14.95ドル/月 | 29.95ドル/月 | 59.95ドル/月 |
1年(16%オフ) | 0ドル/月 | 12.95ドル/月 | 24.95ドル/月 | 49.95ドル/月 |
0ドル/年 | 155.40ドル/年 | 299.40ドル/年 | 599.40ドル/年 | |
節約額(年間) | 0ドル | 24ドル | 60ドル | 120ドル |
続いて、各プランの機能を比較してみましょう。
プラン | ベーシック(無料) | プロ | プロ+ | プレミアム | |
---|---|---|---|---|---|
広告 | HTML5チャートプラットフォーム | 表示 | 無し | 無し | 無し |
ソーシャルネットワーク | 表示 | 無し | 無し | 無し | |
チャート | タブ毎のチャート数 | 1 | 2 | 4 | 8 |
同時アクセスデバイス数 | 1 | 1 | 2 | 5 | |
チャートレイアウト保存数 | 1 | 5 | 10 | 上限なし | |
カスタム時間足 | × | ○ | ○ | ○ | |
秒足 | × | × | × | ○ | |
カスタムレンジバー | × | ○ | ○ | ○ | |
チャートデータのエクスポート | × | × | ○ | ○ | |
バーリプレイ | 日週月 | 全て | 全て | 全て | |
チャートタイプ12種類 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
チャートタイプ12種類 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
スマート描画ツール50種類以上 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
シンボル比較 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
インジケータ | 内蔵インジケータ100以上 | ○ | ○ | ○ | ○ |
コミュニティ提供インジケータ8000以上 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
インジケータ上へのインジケータ | 1 | 1 | 9 | 24 | |
チャート毎のインジケータ表示数 | 3 | 5 | 10 | 25 | |
カスタムインジケータテンプレート | 1 | 無限 | 無限 | 無限 | |
出来高プロファイル指標 | × | ○ | ○ | ○ | |
アラート | サーバー型アラート | 1 | 10 | 30 | 200 |
アラート有効期限 | 2ヶ月 | 2ヶ月 | 2ヶ月 | 無限 | |
スクリーナーアラート | 1 | ○ | ○ | ○ | |
webhook通知 | × | ○ | ○ | ○ | |
アルゴリズム | pineスクリプト | ○ | ○ | ○ | ○ |
ストラテジーバックテスト | ○ | ○ | ○ | ○ | |
スクリーナー | 自動更新 | × | ○ | ○ | ○ |
エクスポート | × | ○ | ○ | ○ | |
時間足 | 日週月 | 全て | 全て | 全て | |
データ | 高速データ更新 | × | ○ | ○ | ○ |
リアルタイムデータ購入機能(50以上の取引所) | × | ○ | ○ | ○ | |
ファンダメンタルデータ | 7つの年次、8つの四半期データポイント | 15個の年次、20個の四半期データポイント | |||
時間外取引 | × | ○ | ○ | ○ | |
SNS | 独自バッジ | × | ○ | ○ | ○ |
署名・ウェブサイト記入欄 | × | × | × | ○ | |
チャートカスタマイズ | × | × | ○ | ○ | |
公開アイデア、アイデアの投稿 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
動画アイデア | ○ | ○ | ○ | ○ | |
その他 | 動画全てのエピソード | × | ○ | ○ | ○ |
経済指標・企業カレンダー | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ウォッチリスト | 1 | 無限 | 無限 | 無限 | |
顧客サポート | × | 通常 | 優先 | 最優先 |
これらの機能の中でも、特に注目したいのが次の4つです。
- 広告の有無
- 複数のチャートを並べて表示できる
- チャート毎のインジケータ表示数
- 出来高プロファイル指標
各機能について解説していきます。
広告表示はやっぱり無い方が圧倒的に快適!
無料プランの「ベーシック」は、無料で使える代わりに、広告が表示されます。
チャートに集中したいときに、唐突に広告がポップアップすると気が散りますし、いちいち閉じるのも面倒…。
とはいえ、無料でこれだけの高機能なチャートツールが使えるのは、これまでは考えられないほど贅沢な環境と言えます。
上限があるものの、インジケータをチャートに表示させることも可能。
「簡単なチャート確認ができれば十分!」という方は、広告を気にせずにベーシックプランで運用できなくもありません。
複数チャートを並べて表示できると使い方に幅が出る!
無料版だと画面に表示できるチャート数は1つだけ。
「どれか1銘柄だけチェックできれば十分!」という方はそれで良いでしょう。
一方で
「マルチタイム分析をしたい」
「複数銘柄を同時にチェックしたい」
といった方は、有料プランを選ぶのがオススメ!
有料プラン各種の、チャート同時表示数は次のとおりです。
プロ | 2面 |
---|---|
プロ+ | 4面 |
プレミアム | 8面 |
TradingViewの便利機能「シンボル同期」や「描画同期」を使うと、各チャートを一括変更できるので、いよいよ使い勝手が良くなります。
プレミアムの8面まで必要な人は限られてくるでしょうが、2面、4面の同時表記を体験すれば「有料プランって使いやすい!」と実感できるでしょう。
チャートにインジケータを複数表示してさらに深い分析を目指せる!
無料プランは最大3つまでしかインジケータを設置できません。
しかし有料プランにすれば、さらに多くのインジケータを設置できるので、より深くチャートを分析できるようになります。
無料プラン | 3 |
---|---|
プロ | 5 |
プロ+ | 10 |
プレミアム | 25 |
定番かつ人気の高いインジケータに次の5つがあります。
- ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)
- RSI(相対力指数)
- 一目均衡表
- BB(ボリンジャーバンド)
- MACD(移動平均収束拡散手法)
これらを重ねて分析したい方も多いでしょう。
また、コミュニティが提供しているインジケータを利用する際、表示制限によって思うように活用できないケースも考えられます。
本気の分析を目指すなら、やはり有料プランを選ぶのが良いでしょう。
出来高プロファイルを使ったチャート分析が優秀!
出来高プロファイルはTradingViewの限定インジケータで、時間帯・価格帯ごとの取引ボリューム・売買比率を可視化できる、という便利な物。
どの価格帯に買い・売りが集中しているのか…を視覚的に判断できるので、売買戦略を立てるのに有効です。
有料プランならどれでも出来高プロファイルを使えます。
TradingViewの有料プランの選び方
有料プランはいずれも素晴らしい機能が搭載されています。
選ぶ基準は「自分に必要な機能が足りているのか」になるでしょう。
注目したいポイントまとめると、次の表のようになります。
プラン | プロ | プロ+ | プレミアム |
---|---|---|---|
1年契約時の月額(ドル) | 12.95 | 24.95 | 49.95 |
同時チャート表示数 | 2 | 4 | 8 |
インジケータ設置数 | 5 | 10 | 25 |
アラート登録 | 10 | 30 | 200 |
サポート | 通常 | 優先 | 最優先 |
これらを総合して考え、タイプごとに分けて考えると…
【プロ】
無料プランでは満足できない、ワンランク上の機能を使いたい人向け。
初心者~中級者にピッタリ。
【プロ+】
様々なチャート、インジケータを使った分析に力を入れたい人向け。
脱初心者~中級者にちょうどよいプラン内容。
【プレミアム】
たくさんのインジケータを同時に使い倒せる上級者向け。
また大画面orデュアルモニター環境のパソコンがあった方がスムーズに使える。
といった具合になります。
機能的にはプレミアムが最も充実していますが、多くのトレーダーには過分な内容とも言えます。
コスパの問題もありますから、専業トレーダーでないなら、プロ+が最もおすすめできるプランです。
有料プランの無料お試しで使用感をチェックしてみよう!
ありがたいことに、TradingViewは30日間の無料お試し期間を設けています。
お金を出すことなく、実際の使い心地を確かめられるので、ぜひ活用しましょう。
無料お試しはクレジットカードまたはPayPalの登録が必要です。
登録すると、無料期間終了後に自動更新されます。
引き続き有料プランを使うなら何もしなくて大丈夫。
無料プランに戻りたい、他の有料プランを試したい!という方は、請求ページからプランの解約手続きを行えば、1円も払うことなく解約できます。
まとめ
今回はTradingViewの有料プランの種類や対応サービス、選び方などを紹介しました。
最後にもう一度おさらいすると
- 有料プランは「プロ」「プロ+」「プレミアム」の3種類
- 機能の充実度とコスパのバランスが良いのは「プロ+」
- 30日間のお試し期間があるので気軽に試せる
の3つが挙げられます。
「TradingViewをもっと使いこなしたい!」
「そろそろ有料プランに切り替えたい!」
そんな方は、ぜひこの記事を参考に、TradingViewの有料プランを使ってより高度な分析にチャレンジしてくださいね。